请は体のいい命令形

中国語の翻訳の先生から聞いたことです。

「请は体のいい命令形。」

英語のpleaseのような感じでしょうか。

◯◯してください。と言いたかったとして、英語でも Let’s やら Would youやら Wont’youやらいろいろありますよね。ネイティブはそもそも命令形なんて分類なんて意識するわけもなく使ってるんですが。

先生の冒頭の言葉を聞いて、命令形を気楽に使ってはいかんな。と私は思ったわけです。意図せず偉そうに聞こえてはまずい、と。

请の代わりとして先生に教えてもらったのはこちらです。

「欢迎」を使う。

【例】欢迎大家提出宝贵意见。(どうぞ貴重な意見を出してください。)

出しても出さなくてもいいんだけど、みんなの意見をぜひ出してほしいな感が出てる。

その後、自分が広州に住んでいた時「これ使えんじゃね?」と思ったフレーズ。

「帮我◯◯吗?」◯◯は動詞です。

【例】麻烦你帮我解决这个问题。(すみませんがこの問題を解決してくれませんか)

自分のために何かしてほしいとき、動詞の前にこれつけたら「〜してください」になるじゃん!と聞くたびに思ったものです。あ、「麻烦你」をつけるのも丁寧になりますよね。

「一下」

等一下 看一下  坐一下

会話の中では、一下をつければもうそれでオッケー感ありましたね。一下をあえて訳せば「ちょっと」になるわけですが、ちょっとの意味をつけたいわけではなく、1音節だけの中国語単語は1語だけだとどうしても語感が強くなりがちなので、一下をつけることによって、柔らかい感じにする。という意味合いだと思ってます。

早口で怖い感じにも聞こえる中国語、よく聞いてみると、感じよく聞こえるためにちょこっと何か付け加えたりしていることを知って、「中国の人もけっこう気を使ってるじゃん」とほっこりしたのでした。

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